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たかの友梨の仕事術!技術と接客を磨き続ける流儀

2026年1月29日

「いつまでも美しくありたい」と願う女性にとって、エステティックサロンは特別な場所ですよね。しかし、これだけ多くのサロンが存在する中で、50年近くにもわたって業界のトップを走り続け、多くの女性から絶大な信頼を得ている存在がいます。それが、美容家のたかの友梨さんです。

こんにちは!美容専門誌で10年以上編集者として活動している美咲です。これまで数多くの経営者や技術者の方々を取材してきましたが、たかの友梨さんほど「技術」と「接客」へのこだわりを徹底し、進化を止めない方はいないと感じています。77歳になった現在でも、その情熱は衰えることを知りません。

なぜ、たかの友梨ビューティクリニックは、これほど長く愛され続けるのでしょうか?その秘密は、彼女の仕事に対する「流儀」に隠されています。この記事では、美容業界のパイオニアであるたかの友梨さんの仕事術を、以下の3つの視点から紐解いていきます。

  • 世界から学び続ける「技術」への探究心
  • お客様に寄り添う「接客」の極意
  • 日々の仕事に活かせる実践的な仕事術

この記事を読み終える頃には、たかの友梨さんの仕事術の本質を理解し、ご自身の仕事やキャリアにも活かせるヒントがきっと見つかるはずです。長年、美容業界の最前線を取材してきた私の視点も交えながら、分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

たかの友梨とは?美容業界のパイオニアとしての歩み

まずは、たかの友梨さんがどのような人物なのか、その輝かしい経歴と挑戦の歴史を振り返ってみましょう。

1948年生まれ、77歳の現在も現役で活躍

たかの友梨さんは1948年1月22日生まれ。2026年現在、77歳という年齢でありながら、今もなお、たかの友梨ビューティクリニックの代表として、そして一人の美容家として、エネルギッシュに活動されています。その功績は社会からも高く評価されており、これまでに数々の賞を受賞されています。

ちなみに、たかの友梨さんの旦那さんとの関係についても興味深い話題があります。夫婦で美容に取り組む姿勢は、多くの方の参考になるでしょう。

受賞年受賞内容
2017年IPSN(国際職業標準機構)栄誉賞
2019年日本国天皇より紺綬褒章を受章
2021年QVCジャパンライジング・スター・アワード
2023年第9回プラチナエイジスト賞(ビューティー部門)
2025年日本国天皇より2度目の紺綬褒章を受章

特に、社会貢献活動が評価されて贈られる紺綬褒章を2度も受章されている点は、彼女が単なる経営者ではなく、社会全体の幸福を願う人物であることを示しています。2025年の受章は、令和6年能登半島地震における迅速な支援活動が評価されたものでした。

50年以上にわたる挑戦の歴史

たかの友梨さんの挑戦は、今から50年以上前の1972年、エステティックの本場フランスへ渡ったことから始まります。そこで本物の技術に触れた彼女は、日本で本格的なエステティックを広めることを決意。1978年には、東京・新大久保に「たかの友梨ビューティクリニック」の1号店をオープンさせました。

その後も、アメリカで最新の脱毛技術を学んだり、スイスで最先端のエイジングケア美容を研究したりと、その探究心はとどまることを知りません。彼女の歩みは、まさに日本のエステティックの歴史そのものと言えるでしょう。

技術を磨き続ける流儀①:世界から学ぶ姿勢

「技術のたかの」という異名を持つほど、たかの友梨さんは技術へのこだわりが非常に強いことで知られています。その根底にあるのが、常に世界に目を向け、最高水準の技術を学び続けるという姿勢です。

常に世界最先端を追求する探究心

たかの友梨さんは、良い技術があると聞けば、世界のどこへでも足を運びます。その情熱は、創業当初から一貫しています。

  • スイス:最先端のエイジングケア美容
  • インド:伝統的なアーユルヴェーダ
  • ハワイ:癒やしのロミロミ
  • ロシア:「金の糸美容法」のヒントを得たトリートメント
  • ドイツ:先端エイジングケア

このように、世界各地の伝統的な技術や最新の美容法を積極的に視察し、現地のドクターや専門家と交流を深めることで、自身の知識と技術を常にアップデートし続けているのです。そして、それらの技術をただ導入するだけでなく、日本人の肌や体質に合わせて改良し、独自のトリートメントとして昇華させてきました。

「技術のたかの」と呼ばれる所以

50年以上にわたり、世界中から導入し、日本のエステティック業界に革新をもたらしてきた技術は数知れません。その一部をまとめただけでも、彼女の功績の大きさが分かります。

年代導入・発表した主な技術・トリートメント
1994年ハワイの伝統秘技「ロミロミ®」
1995年インドの伝統施術「アヴィヤンガ」
2002年スイスの細胞由来成分入りコスメを使ったエイジングケア
2009年韓国の伝統技術を組み合わせた「韓国式黒刮痧(かっさ)」
2018年人臍帯血幹細胞由来美容液を使った「ヒトカンフェイシャル」
2025年中国発の『伝統ツリートリートメント』

この絶え間ない技術革新こそが、「技術のたかの」というブランドを築き上げ、お客様からの揺るぎない信頼につながっているのです。

技術を磨き続ける流儀②:徹底した教育システム

世界から集めた最高の技術も、それを提供するエステティシャンの質が伴わなければ意味がありません。たかの友梨さんは、創業当初から人材育成の重要性を深く認識し、業界でも随一と言われるほどの徹底した教育システムを構築しました。

3段階の研修制度

たかの友梨ビューティクリニックのエステティシャンは、誰でもすぐにお客様の前に立てるわけではありません。厳しい研修プロセスを経て、初めてプロとして認められます。

  1. 新人研修:入社後、まずは基礎知識と「愛といたわりの精神」という経営理念を徹底的に学びます。
  2. 正社員研修:基礎をマスターした後、より実践的な技術と応用力を身につけます。
  3. ステップ研修:さらなるキャリアアップを目指し、後輩の指導やマネジメント能力を磨きます。

この段階的な研修により、未経験者でも着実に成長し、一流のエステティシャンを目指せる環境が整っています。

幅広い基礎教育の必須化

驚くべきは、その教育内容の幅広さです。単なるエステ技術だけでなく、お客様の美と健康をトータルでサポートするために、以下のような多岐にわたる知識を学びます。

皮膚医学、生理解剖学、東洋医学、栄養学、消毒法、心理学、マナーなど

これらの基礎教育を必須とすることで、一人ひとりが深い知識に裏打ちされた「美のスペシャリスト」として、お客様に質の高いサービスを提供できるのです。詳しくは公式サイトの理念ページでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

厳格な技術検定制度

研修を終えた後も、厳しい道のりは続きます。社内に設けられた独自の技術検定に合格しなければ、エステティシャンとしてお客様の施術に入ることは許されません。この厳格な制度があるからこそ、全国どこのサロンでも、常に高いレベルで均一化されたサービスが提供できるのです。

接客を磨き続ける流儀①:「愛といたわりの精神」

たかの友梨さんの仕事術を語る上で、技術と同じくらい重要なのが「接客」に対する考え方です。その根幹をなすのが、「愛といたわりの精神」という経営理念です。

経営理念に込められた想い

たかの友梨さんは、自身の名前をサロン名に冠した理由を「自分の名前にかけて責任を持ってお客様をケアし続ける」という覚悟の表れだと語っています。この強い責任感が、「愛といたわりの精神」という理念を生み出しました。

この理念の下では、お客様は単なる「顧客」ではありません。心からの「愛といたわりをもって接するべき、かけがえのない存在」として定義されています。この想いが、すべてのサービスの原点となっているのです。

「お客様ファースト」の「たかのイズム」

「愛といたわりの精神」は、「お客様ファースト」を徹底する「たかのイズム」として、すべてのエステティシャンに受け継がれています。たかのさんが考える“真のエステティシャン”とは、高度な技術を持つだけでなく、お客様に癒やしや安らぎを感じていただける「美のセラピスト」でなければならない、とされています。

体のケアはもちろん、心のケアまで含めた総合的なサービスを提供すること。これこそが、たかの友梨ビューティクリニックが目指す接客の理想形なのです。

接客を磨き続ける流儀②:「逆さまピラミッド」の組織哲学

「お客様ファースト」の精神は、そのユニークな組織構造にも表れています。それが、「逆さまピラミッド」と呼ばれる組織哲学です。

独自の組織構造

一般的な企業の組織図が社長を頂点とするピラミッド型であるのに対し、たかの友梨ビューティクリニックの組織図は、その名の通り逆さまになっています。

階層役割
頂点お客様
次点エステティシャン
最下層創業者・経営層

この組織図が示すのは、組織の存在意義の源泉である「お客様」が最も重要であり、そのお客様に直接サービスを提供する「エステティシャン」が主役である、という考え方です。

創業者が支える「奉仕の精神」

そして最も注目すべきは、創業者であるたかの友梨さん自身が、ピラミッドの最下層に位置し、お客様とエステティシャンを支える「基礎」に徹している点です。これは、経営者が誰よりも謙虚であり、現場で働くスタッフを心から尊敬し、サポートするという「奉仕の精神」の表れに他なりません。

このような組織風土があるからこそ、エステティシャンは誇りとやりがいを持って仕事に臨み、お客様に最高のサービスを提供できるのです。元コンサルタントが解説したこちらの記事でも、この独自の哲学が詳しく分析されています。

接客を磨き続ける流儀③:顧客サービス向上の仕組み

理念や哲学だけでなく、お客様の声をサービス向上に活かすための具体的な仕組みも整えられています。

  • 顧客サービスセンターの設置:お客様からの意見や要望を直接受け付ける専門窓口。どんな些細なことでも気軽に伝えられる場を設けることで、常にサービスの改善に努めています。
  • ビューティコールセンターの専門性:予約受付や相談に対応するスタッフは、技術やコース内容を熟知した専門家。お客様の疑問や不安に的確に応えます。
  • 全国すべて直営店という安心感:品質管理を徹底するため、フランチャイズ展開は行わず、すべてのサロンを直営で運営。これにより、どこでも安定した高品質なサービスを提供しています。

これらの仕組みが連携することで、お客様は常に安心してサービスを受けられるのです。

たかの友梨式「黄金5法則」に見る実践的な仕事術

たかの友梨さんの仕事術は、長年の経験から生み出された「黄金5法則」にも凝縮されています。これは元々、ダイエットを成功させるための法則ですが、その考え方は私たちの普段の仕事にも応用できる、非常に実践的なものです。

  1. 可視化による管理(グラフィカルウェイトダイアリー):1日4回体重を測りグラフ化することで、現状を客観的に把握し、問題点を見つけ出します。仕事においても、日々の進捗や成果を可視化することで、課題が明確になります。
  2. 科学的根拠に基づくアドバイス(ダイエットアドバイス):バランスの取れた食事法など、科学的根拠に基づいたアプローチを重視します。感覚や経験だけに頼らず、データや事実に基づいて判断することの重要性を示唆しています。
  3. 習慣化の重視(満腹チェック&咀嚼法):一口30回噛むといった小さな習慣を続けることで、大きな成果につなげます。仕事でも、良い習慣を地道に続けることが成功への近道です。
  4. 総合的なアプローチ(エステティック体操):食事、運動、エステを組み合わせるように、仕事においても多角的な視点で物事に取り組み、相乗効果を狙うことが大切です。
  5. 専門家によるサポート(エステティックトリートメント):自分一人で抱え込まず、専門家の力を借りることで、より早く、確実に目標を達成できます。

仕事に活かせる!たかの友梨の仕事術5つのポイント

これまで見てきたたかの友梨さんの流儀の中から、私たちが明日からの仕事に活かせる5つのポイントをまとめてみました。

  • ポイント①:学び続ける姿勢を持つ
    年齢や経験を言い訳にせず、常に新しい知識や技術をどん欲に学び続ける姿勢は、すべてのビジネスパーソンにとって不可欠です。
  • ポイント②:世界に目を向ける
    自分の業界や国内の動向だけでなく、グローバルな視点を持つことで、新たなビジネスチャンスやイノベーションのヒントが見つかります。
  • ポイント③:教育システムを整える
    個人の能力に依存するのではなく、組織全体で知識や技術を共有し、高め合う仕組みを作ることが、企業の持続的な成長につながります。
  • ポイント④:理念を明確にする
    「何のために働くのか」という確固たる理念や軸を持つことで、困難な状況でも判断に迷わず、一貫した行動がとれるようになります。
  • ポイント⑤:社会貢献を忘れない
    自分の利益だけでなく、社会全体に貢献する意識を持つことで、仕事のやりがいが増し、社会からの信頼も得られます。

2026年も進化を続けるたかの友梨

たかの友梨さんの挑戦は、2026年になっても終わりません。2025年には、エステティシャンサポートの優良企業を評価する「日本美容企業大賞」で2年連続3冠を達成するなど、その勢いは増すばかりです。

彼女は新年の抱負として「駿馬の如くエネルギッシュに駆け抜けてまいります」と語っています。77歳にしてこの情熱。私たちも、彼女の生き方から多くのエネルギーをもらえるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、美容家たかの友梨さんの仕事術について、その技術と接客へのこだわりを中心に深掘りしてきました。

その流儀の本質は、「現状に満足することなく、常にお客様のために技術と接客を磨き続ける」という、シンプルかつ非常にパワフルな姿勢にあると言えるでしょう。そして、その根底には「愛といたわりの精神」という、揺るぎない経営理念が存在します。

  • 世界中から最高の技術を学び、進化させ続ける探究心
  • お客様を第一に考え、心から寄り添うおもてなしの心
  • 理念を組織全体に浸透させ、高品質を維持する教育システム
  • 利益だけでなく、社会全体への貢献を忘れない高い志

年齢を重ねてもなお、第一線で輝き続けるたかの友梨さんの姿は、私たちに「挑戦し続けることの尊さ」を教えてくれます。この記事が、あなたの仕事や人生において、新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。